朝はきれいだったのに、夕方になると「テカリ・ヨレ・毛穴落ち」で一気に疲れた印象……。そんなベースメイク崩れは、 アイテムそのものよりも「重ね方・順番・テクニック」で悪化していることも意外と多いです。
そこでこの記事では、日焼け止め+下地+ファンデーションという基本の3ステップを前提に、 夕方まで崩れにくくする組み立て方を整理します。まずは、なぜ崩れるのかという原因から一緒に分解していきましょう。
この記事のゴール
- 夕方の崩れ方の原因をざっくり理解する
- 日焼け止め・下地・ファンデの役割と順番を整理する
- 肌タイプ別に「どこで量を引く/足すか」が分かる
- 朝〜夕方までを意識したお直しテクの全体像を掴む
まずは整理:なぜベースメイクは夕方に崩れるのか
いきなりテクニックを増やす前に、まず「何が原因で崩れているのか」をざっくり整理しておきます。 なぜなら、原因ごとに対処するポイントが変わるからです。
① 皮脂でテカる・ヨレるケース
一番多いのが、時間とともに皮脂が出てきて、ファンデーションと混ざって浮くパターンです。 特にTゾーンや小鼻周りがテカテカする人はここに当てはまります。
② 乾燥で粉っぽくなる・ひび割れるケース
一方で、頬や口周りがカサつきやすい人は「乾燥崩れ」の可能性が高いです。 朝はきれいでも、夕方になると粉っぽさやシワっぽさが目立ってくるなら、保湿とファンデの量を見直した方がいいサインです。
③ マスク・手・髪などの摩擦で削れるケース
さらに、マスク・マフラー・前髪などによる摩擦崩れも無視できません。 たとえば、頬の高い位置だけ不自然に色が抜けているなら、こすれが主な原因のことが多いです。
つまり、夕方の崩れ方を一度よく観察すると、「皮脂」「乾燥」「摩擦」のどこを優先して対策すべきかが見えてきます。 次に、その前提でベースメイクの組み立て方を順番に見ていきます。
次に整えるのは「素肌側」:ベース前のスキンケア
日焼け止め+下地+ファンデの前に、まずはスキンケアの終わり方を見直します。 なぜなら、ここでベタつきすぎても乾燥しすぎても、そのまま崩れの原因になるからです。
① 朝スキンケアは「しっとり・でも表面はサラッと」
たとえば、化粧水をたっぷり重ねたあと、乳液やクリームを薄めに1~2点にとどめるだけでも、メイクノリが変わります。 逆に、オイルリッチなクリームをたっぷり塗ってすぐにベースを重ねると、日焼け止めがすべりやすくなりがちです。
② スキンケア後は1〜2分「なじませ時間」を置く
そして、スキンケアの最後に軽くハンドプレスしてから1〜2分だけ置くと、表面の余分なベタつきが落ち着きます。 そのうえで次に進むと、日焼け止めがムラになりにくくなります。
③ ティッシュオフで「余分な油分だけ」取る
さらに、テカりやすい人は、最後にティッシュをふわっと顔に当てて、余分な油分だけ軽くオフしておきます。 ただし、ゴシゴシこすると保湿まで持っていかれるので、押さえるだけにとどめます。
日焼け止め:量・塗り方・テクスチャをもう一度見直す
ここから、いよいよ日焼け止め+下地+ファンデの話に入ります。まずはベースの一番下になる日焼け止めからです。
① 日焼け止めは「必要量」を守るのが前提
まず重要なのは、表示されているSPF・PAをきちんと発揮できる量を使うことです。 とはいえ、顔全体にいきなりベタっと塗るとヨレの原因になりやすいので、両頬・額・鼻・あごの5点に少しずつ置いてから、 内側から外側に向かって伸ばすとムラになりにくくなります。
② 質感は「素肌仕上がり」とのバランスで選ぶ
次にテクスチャですが、ツヤ感の強い日焼け止めにツヤ下地+ツヤファンデを重ねると、夕方にテカリやすくなります。 逆に、日焼け止めをややしっとり寄りにして、下地やファンデで皮脂コントロールするバランスもありです。
③ 首〜耳まわりまで「ついで塗り」しておく
さらに、顔だけでなく首・耳まわりまで軽く伸ばしておくと、夕方に顔と首の色の差が出にくくなります。 ベースの段階でここまでやっておくと、ファンデを厚塗りしなくてもトーンが揃いやすくなります。
化粧下地:崩れ方をコントロールする「調整役」
日焼け止めが「土台」だとすると、化粧下地は崩れ方をコントロールする調整役です。 ここで肌タイプに合わせた下地を選ぶと、ファンデーションに頼り切らなくてよくなります。
① 皮脂が気になるなら「部分用テカリ防止」をプラス
まず、Tゾーンだけ皮脂が多い人は、顔全体をマット下地にする必要はありません。 全体にはうるおい系下地を薄く伸ばし、Tゾーンと小鼻だけテカリ防止下地を重ねると、乾燥崩れを防ぎつつテカリも抑えられます。
② 乾燥が気になるなら「保湿系+光で飛ばす」
一方で、頬の粉吹きが気になる人は、保湿力のある下地を中心に使います。 たとえば、頬〜目の下にはツヤ・光沢感のある下地を薄く仕込むと、夕方の乾燥によるくすみが和らいで見えます。
③ 色補正下地は「広く薄く」が基本
さらに、赤みやくすみが気になる場合は、コントロールカラー系の下地を部分使いします。 ただし、厚塗りするとファンデとぶつかりやすいので、あくまで広く薄く一枚ベールをかけるイメージで塗るのがポイントです。
ファンデーション:厚さではなく「配置」でカバーする
ここまで整えたら、ようやくファンデーションです。ここで「全部を均一に塗らない」意識を持つだけでも、 夕方の崩れ方がかなり変わります。
① ファンデは「顔の中心から外側へ」薄く
まず、ファンデは顔の中心に一番悩みが集まりやすいので、頬の中央・小鼻の横・口角周りから置いて外側に伸ばすのが基本です。 逆に、フェイスラインや生え際にはほとんど残りの少量だけを伸ばすイメージにすると、マスク汚れも軽減します。
② ツールは「指+スポンジ」の二段階がおすすめ
次に、塗り方です。たとえば、最初は指でざっくり伸ばしてから、仕上げにスポンジでトントンとなじませる二段階方式にすると、 余分な厚みがスポンジに移って、薄くフィットしやすくなります。
③ カバーしたいところだけ「重ねポイント」を作る
そして、シミや赤みなど、さらに隠したいポイントには、ファンデを全体に足すのではなくごく一部だけ二度塗りします。 それでも足りなければコンシーラーを少量だけ重ねる方が、全顔の厚塗りよりも崩れにくくなります。
シーン別:ベースメイクの組み立てサンプル
ここまでの考え方を踏まえて、最後にシーン別の組み立て方をイメージしておきます。 もちろん、あくまで一例なので、自分の肌と予定に合わせて調整してください。
① オフィス勤務の日(きちんと感優先)
- スキンケア:化粧水+乳液をなじませ、ティッシュオフ
- 日焼け止め:顔全体にしっかりめ、首までつなげる
- 下地:全体にうるおい系+Tゾーンだけテカリ防止
- ファンデ:リキッドを中心から外側へ薄く、頬中心のみやや重ねる
② 在宅ワークの日(軽さ優先)
- スキンケア:保湿はしっかり、表面はサラッと仕上げる
- 日焼け止め:顔〜首まで丁寧に
- 下地:くすみが気になる部分にだけ色補正系を薄く
- ファンデ:気になる部分だけクッションファンデ or コンシーラーにとどめる
③ 暑い時期・皮脂が出やすい日(持ち重視)
- スキンケア:乳液・クリームは控えめ、ティッシュで余分な油分をオフ
- 日焼け止め:ベタつきにくいタイプを選び、少量ずつ分けて塗る
- 下地:Tゾーン中心に皮脂コントロール系をしっかりめ
- ファンデ:パウダータイプ or リキッドを薄く+仕上げに軽くお粉
最後に:夕方くずれないベースメイクは「足し算」より「引き算」
ここまで見てくると、夕方くずれないベースメイクは、コスメを増やすことよりも 「どこを薄くして、どこだけ足すか」の設計が大事だと分かります。
- まず、スキンケアのなじませ時間とティッシュオフで土台を整える
- 次に、日焼け止めは必要量を守りつつ、薄く均一に広げる
- そして、下地で「崩れ方をコントロール」してからファンデに進む
- 最後に、ファンデは中心ほどややしっかり・外側ほど薄くという「配置」で考える
つまり、同じ手持ちコスメでも、重ね方と順番を少し変えるだけで、夕方の印象はかなり変わります。 まずは明日、「ファンデを1プッシュ減らして、下地とスポンジで調整してみる」ところから軽く試してみてください。

