在宅ワークやおうち時間が増えると、気になってくるのが「フェイスラインのゆるみ」や「二重あご」。
とはいえ、仕事や家事の合間にわざわざケア時間を取るのは、正直ハードルが高いですよね。
そこで今回は、PC作業中やテレビ時間に“ながら”でできるフェイスラインケアに特化して、 コロコロ(美顔ローラー)・シートマスク・美顔器の使い方を整理してご紹介します。
この記事でわかること
- 在宅ワークでフェイスラインが崩れやすい理由
- PC作業中・テレビ時間にできる「ながらケア」の具体例
- コロコロ・マスク・美顔器のおすすめな使い分け
- 無理なく続けられる簡単ルーティン例
在宅ワークでフェイスラインがくずれやすい理由
まずは、なぜ在宅ワーク生活でフェイスラインが気になりやすくなるのかを整理しておきましょう。
長時間の前かがみ姿勢で、首〜あご周りがこわばる
ノートPCや低い位置のモニターを見続けていると、どうしても頭が前に出て、首の後ろが縮こまりがちです。 首〜あご周りの筋肉が固まると、血行や巡りが悪くなり、むくみやすい状態に。
表情筋をあまり使わず、顔が“省エネモード”になる
オフィス勤務と比べて、在宅ワークは人と直接話す機会が減りがちです。
オンライン会議以外はほぼ無表情、という日も多く、口角が下がったまま・頬の筋肉もサボりがちに。 これが「疲れ顔」「老け見え」につながります。
運動不足&生活リズムの乱れで、むくみが定着しやすい
通勤がなくなることで、日常的な歩数が激減する人も少なくありません。
さらに、つい夜更かしをしてしまったり、お菓子をつまみながらPC作業をしたり……。 こうした習慣が重なると、顔のむくみが日常化し、フェイスラインがぼんやりしてきます。
ポイント
在宅ワーク中のフェイスラインの崩れは、「老化そのもの」よりも「姿勢・表情・むくみ」の影響が大きいことも。 だからこそ、今ある時間の中でこまめにリセットしてあげることが大切です。
“ながら美容”でケア時間を作らず整える発想
「美容のために新しく30分確保する」のではなく、すでに使っている時間をケア時間に“二重利用”するのが、ながらケアの発想です。
ながらケアの基本ルール
- 手を軽く動かす程度でできる(集中を大きく妨げない)
- 音や振動が大きすぎない(オンライン会議の邪魔にならない)
- 片手がふさがっても、PC作業に大きな支障が出ない
- 肌への負担が少なく、習慣化しやすいものを選ぶ
この条件に当てはまりやすいのが、コロコロ(美顔ローラー)・シートマスク・コンパクト美顔器の3つです。 ここからは、PC作業中・テレビ時間のシーン別に使い方を見ていきます。
PC作業中にできる顔まわりのながらケア
① コロコロ(美顔ローラー)で「むくみ流し」
資料チェックやメール返信、動画視聴など、マウス操作が少ないタイミングにぴったりなのが美顔ローラー。 片手で持ちながら、フェイスラインに沿ってコロコロするだけでOKです。
基本の使い方の例
- あご先から耳の下(フェイスライン)に向かって、ゆっくりと転がす
- 口角の横〜こめかみに向かって、やさしく引き上げるように転がす
- 首の側面を、下から上ではなく上から下にサッとなでるように流す
力を入れすぎると皮膚への負担になるので、「ローラーの重さ+α」くらいの軽さを意識するのがおすすめです。
オンライン会議中に使うときの注意点
- カメラONの会議中は、基本的には控えるのが無難
- カメラOFFの会議や音声のみの打ち合わせのときにサッと使う
- 金属がぶつかるようなカチャカチャ音が出にくいものを選ぶ
② シートマスク・部分用マスクで「ながら保湿&引き上げ」
カメラOFFで作業している時間が長い人におすすめなのが、フェイスライン用のシートマスクや 耳にかけるタイプの引き上げマスクです。
PC作業中に使うときのポイント
- 前かがみになりすぎるとマスクがずり落ちるので、背もたれにもたれて作業する
- 表示されている使用時間を必ず守る(長時間のつけっぱなしはNG)
- 肌が敏感なときは、まず短時間から試して様子を見る
フェイスラインに特化したシートや、あご下〜耳にかけるベルト状のシートなども増えているので、 「ながらケア」と相性の良いアイテムを選ぶのがコツです。
③ コンパクト美顔器(EMS・RFなど)で「筋肉に刺激をプラス」
ペン型・小型タイプのEMS(電気刺激)やRF(ラジオ波)美顔器は、片手で持てて操作もシンプルなものが多く、 PC作業と両立させやすいアイテムです。
PC作業と両立しやすい使い方の例
- メールチェックや情報収集など、考える時間が多い作業中に片側ずつケアする
- オンライン会議の「待ち時間」や「休憩中」に数分だけあてる
ただし、使用時間や頻度は必ず各製品の取扱説明書に従うことが大前提です。
一般的には、1回5〜10分、週2〜3回程度を目安にしている製品が多いので、 「やりすぎない」「毎日長時間あて続けない」ことを意識しましょう。
PC作業中ケアのコツ
「集中したい時間」ではなく、どうせ手持ちぶさたになりがちな時間にケアを差し込むと続けやすくなります。
例)ニュースやセミナー動画視聴中、資料を目で追うだけの時間など。
テレビ時間を“エステ時間”に変えるコツ
夜のドラマやYouTube、サブスク動画を見る時間は、少ししっかりめのケアにあてるのがおすすめです。 ここでは、テレビ時間向きの3パターンを紹介します。
① しっかりめコロコロタイムでフェイスラインを整える
PC前だと姿勢が前のめりになりやすいですが、ソファで背中を預けながらのコロコロはリラックスしやすいのがメリット。
テレビ時間のコロコロのポイント
- 背もたれに頭を預け、首を前に突き出さない姿勢を意識する
- 左右のフェイスラインをそれぞれ1〜2分ずつ、ていねいにコロコロする
- 耳の後ろ〜首筋〜鎖骨あたりまで、流すイメージでなでおろす
② フェイスライン引き上げ系マスク(耳かけ・ベルトタイプ)
見た目が少し“ガチ”な耳かけタイプやベルトタイプのリフトアップマスクは、 外では使いづらくても、家のソファなら気兼ねなく使えるアイテムです。
使うときの注意点
- ベルトの締めすぎはNG(頭痛や肌への圧迫につながる可能性)
- こめかみや耳のあたりが痛くなったらすぐに外す
- 使用時間の上限を守り、連続使用しすぎない
③ 本格美顔器(RF・EMS・LEDなど)をじっくり使う
クレンジング〜洗顔〜化粧水などの準備が必要な本格美顔器は、PC作業中よりも、 夜のリラックスタイムにまとめて行うほうが現実的です。
ナイトルーティンの一例
- 入浴後、クレンジング・洗顔・スキンケアの基本ステップを済ませる
- 美容液やジェルを塗り、本格美顔器でフェイスライン中心にケア
- 仕上げに保湿クリームでフタをしてから、ソファでゆったりテレビタイム
「美顔器を使う日」と「コロコロ+マスクの日」を交互にするなど、 肌の状態やライフスタイルに合わせてローテーションを組むのもおすすめです。
取り入れやすい1日のながらケアルーティン
すべてを完璧にやろうとすると続かなくなるので、まずはどれか1〜2個から始める前提で、 在宅ワーク日のモデルケースを作ってみました。
平日の一例
- 朝(PCを開く前・1〜2分)
首・肩をゆっくり回してストレッチ。軽くあごを引き、猫背になりすぎない位置に椅子とモニターを調整。 - 午前(メール・資料チェック中・3分)
美顔ローラーでフェイスライン〜耳の下に向かって、片側ずつコロコロ。 - 午後(カメラOFF作業中・15〜20分)
フェイスライン用シートマスクや耳かけマスクを装着。前かがみになりすぎないように注意。 - 夜(テレビ時間・10〜20分)
本格美顔器でフェイスラインケア、もしくはコロコロ+リフトマスクでリラックスタイム。
続けるためのコツ
「毎日ぜんぶやる」ではなく、週に3日くらいできればOKというゆるいルールから始めるのがおすすめです。
まずは「PC前に座ったらコロコロを1分だけ」など、1つの小さな習慣に絞ってみましょう。
効果を高めるための生活習慣ミニメモ
① 姿勢:モニターの位置を少し高めに
フェイスラインのたるみ対策には、ケアだけでなく「そもそも首・あごに負担をかけない姿勢」が重要です。
ノートPCの場合はスタンドを使って目線の高さを上げ、軽くあごを引いた姿勢を意識しましょう。
② 水分:こまめな水分補給で、むくみにくい巡りをサポート
コーヒーやお茶だけに偏らず、水やカフェイン少なめの飲み物も取り入れて、 こまめな水分補給を心がけましょう。むくみ対策として、同じ姿勢で座り続けないことも大切です。
③ 咀嚼:やわらかいものばかりにならないように
顔の筋肉を良く動かすという意味では、「しっかり噛む」こともフェイスラインケアの一つです。
在宅ワーク中の食事やおやつに、噛みごたえのある食材を少し意識的に取り入れてみるのもおすすめです。
在宅時間を“老け顔加速タイム”にしないために
在宅ワークでPCの前に座っている時間は、放っておくとフェイスラインがゆるみやすい時間になりますが、 視点を変えれば「ながらでケアできるチャンスがたくさんある時間」でもあります。
コロコロ・シートマスク・美顔器を、それぞれ
- PC作業中:コロコロ+軽いマスク
- テレビ時間:しっかりめマスク+本格美顔器
といった形でシーンごとに役割分担してあげると、無理なく続けやすくなります。
まずは「今日のPC作業はコロコロ1分だけやってみる」くらいの気軽さで、 在宅ワーク中のフェイスラインケアを取り入れてみてくださいね。
おうちケアアイテムを探すときのヒント
コロコロ・シートマスク・美顔器は、価格帯も機能もさまざま。
予算やライフスタイルに合わせて、「続けやすそう」と感じるものから1つ選んで試してみるのはいかがですか?

